施設基準の届出状況について 

令和5年7月5日に中医協より各年7月1日における届出状況の集計が発出されました。 

○機能強化加算の届出医療機関数 

 令和2年 令和3年 令和4年 
病院 1,240 1,302 1,304 
診療所 13,413 13,888 13,438 

 病院における機能強化加算の届出状況については、令和2年から3年にかけ62件の上昇が見られましたが、令和4年においては、2件に留まっています。逆に診療所は、令和2年から3年にかけ、病院と同様に475件の上昇でしたが、令和4年では450件の減少となっています。 

○地域包括診療加算 

 令和2年 令和3年 令和4年 
診療所 5,854 5,873 5,947 

○地域包括診療料 

 令和2年 令和3年 令和4年 
病院 49 48 48 
診療所 230 230 228 

 機能強化加算と同様にかかりつけ医機能に関連した地域包括診療加算と地域包括診療料では、地域包括診療料の件数はほぼ横ばいですが、地域包括診療加算は2年間で約100件の増加が見られます。 

○入院基本料・特定入院料(上段:医療機関数、下段:病床数) 

 令和2年 令和3年 令和4年 
一般病棟入院基本料 (※急性期・地域一般込) 4,753 584,162 4,675 579,787 4,661 575,751 
療養病棟入院基本料 3,049 210,073 2,944 205,572 2,947 205,673 
回復期リハビリテーション病棟入院料 1,571 89,184 1,585 90,840 1,571 91,294 
地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料 2,650 92,073 2,709 94,806 2,670 97,364 

 入院基本料等は一部のみ抜粋しておりますが、一般病棟入院基本料・療養病棟入院基本料は予想通り医療機関数・病床数ともに減少傾向が進んでいるようで、逆に回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟入院料は、医療機関数はほぼ横ばいですが、病床数は増加していることが分かります。この2つの特定入院料は、令和3年で医療機関数は増えていますが、令和4年で減少していますが、病床数は増加しています。 

(参考資料:令和5年7月5日主な施設基準の届出状況等より) 

執筆・能見 将志

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