患者学9月号 今さら聞けないシリーズ
中林梓先生の人気シリーズ。ここのところは、「今更聞けないけど案外知らない内容」をテーマに、解説していただいています。9月は、「処方箋の有効期限」について。
処方箋の有効期限、なんで4日なんですか?
今回は、M&Cクリニック(仮)を受診された患者さんの

処方箋は何故4日間しか有効期限がないのですか?
という素朴な質問からお話が始まります。
この素朴すぎる質問にクリニックの受付がどうこたえていくのか…。
処方箋の有効期限はなぜ4日?考えたことありますか?
回答のやりとりについては、「それいゆ」9月号を確認していただきたいと思いますが、「それいゆ」をお持ちでない方のために少しだけお伝えしますね。
- 患者さんからの質問が、素朴であればあるほど、回答するのは難しい
- 情報弱者たる患者さんに分かりやすく回答をしようとすれば、回答者に相当な知識が必要
- 健康保険法の省令の療養担当規則の読み込みが重要
まちがっても、「… 保険診療のルールですから!」なんて答え方は厳禁!不親切なうえに、受付レベルの低さを露呈してしまいます!
そもそも患者さんは、4日であることも知らないかもしれません
医療従事者にとって処方箋の有効期限が4日であることは、当たり前すぎることですが、患者さんにとっては、常識ではないかも。そういえば、うっかりしていてお薬のもらい忘れが起き後日トラブルになる、なんてこともありますよね。そうしたケースに備え、中林先生より、「患者さん向けのおしらせ文」を提案いただきました。
みなさま、どうぞご活用ください。
