LIFEへの情報提供の頻度

2021年の介護報酬改定で注目を集めている「LIFE」ですが、今回の改定でLIFEを活用した加算で、「科学的介護推進体制加算」が新設されました。科学的介護推進体制加算は、入所者・利用者ごとの、ADL値、栄養状態、口腔機能、認知症の状況その他の入所者の心身の状況等に係る基本的な情報を厚労省に提出し、活用することで算定できます。

LIFEへの情報提出頻度については、利用者ごとに、(ア)から(エ)までに定める月の翌月10 日までに提出が必要となります。提出ができなければ、届出が必要となり、再度、情報の提出が行われた月の前月までの間について、利用者全員、算定できないことになります。

(ア)既存の利用者については、加算の算定を開始しようとする月の翌月10日まで

(イ)新規利用者については、サービスの利用開始月の翌月10日まで

(ウ)2回目以降は、少なくとも6ヵ月ごとに翌月10日まで

(エ)サービス終了者は、終了月の翌月10日まで

今回、4月に既存の利用者に算定するのであれば、次回は6か月後の10月に次の算定ということになります。

新規利用の場合は利用開始した月に算定することになりますので、既存の利用者と算定月が変わってくることも考えられます。そうなれば、それぞれの算定月の管理も必要となってきます。これからQ&Aも発出されますので、合わせて確認されてください。

<参考>

科学的介護情報システム(LIFE)関連加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示についてhttps://mcpc.info/%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%9A%84%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0life%E9%96%A2%E9%80%A3%E5%8A%A0%E7%AE%97%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E5%9F%BA%E6%9C%AC/