将来推計人口について 

 令和5年4月26日国立社会保障・人口問題研究所より「日本の将来推計人口(令和5年推計)」が公表されました。約50年後の2070年の日本の人口は、約7割減少した8,700万人になる推計が発表されました。 

 総人口は、2020年が1億2,615万人から2056年に1億人を下回ることが予想されています。2070年では8,700万人となり、2120年では5,000万人を下回り4,973万人になる見込みです。65歳以上の人口は、2020年の3,603万人から第二次ベビーブームの世代が65歳以上となる2043年に3,953万人でピークを迎えた後、2070年は3,367万人に減少します。しかし、総人口が大きく減少しているものの高齢者は約250万人の減少に留まっているため、高齢化率は、2020年の28.6%から2070年では38.7%へ大きく上昇することになります。このため、生産年齢人口の扶養負担については、2020年では現役世代2.1人で高齢者1人を支える状況ですが、2070年には現役世代1.3人で高齢者1人を支える状況と推計されています。 

(参考資料:令和5年5月8日第3回社会保障審議会年金部会より) 

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