医療DXの推進に関する工程表について 

 令和5年6月2日に政府は医療DX推進本部を開催し、医療DXの工程表を定めました。医療DXの基本的な考えとして、①国民のさらなる健康増進、②切れ目なく質の高い医療等の効率的な提供、③医療機関等の業務効率化、④システム人材等の有効活用、⑤医療情報の二次利用の環境整備の5点を実現可能とするために目標としています。また、サイバーセキュリティを確保し、医療DXを実現し、保健・医療・介護の情報を有効に活用し、より良質な医療やケアを受けることを可能にし、国民が安心して健康で豊かな生活が送れることを目的としています。 

 工程表については、4つの項目があります。 

1.マイナンバーカードと健康保険証の一体化の加速等 

2.医療機関・薬局間での共有・マイナポータルでの閲覧が可能な医療情報を拡大 

3.医療機関・薬局間だけでなく、自治体、介護事業者と情報を共有、マイナポータルで閲覧に加え、申請情報の入力 

4.医療機関等のシステムについて、診療報酬の共通算定モジュールを通し、抜本的にモダンシステム化 

 医療DX推進として、マイナンバーカードと健康保険証を一体化させる取り組みを来年秋を皮切りに実施され、2026年以降にはすべて本格実施できるようになっています。 

(参考資料:内閣官房HP「医療DX推進本部(第2回)」より) 

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