〈村上コラム〉2024年の改正から見送りされたことをご存じでしょうか?

介護保険制度の見直し議論で7つの項目のうち4項目が2024年の改正から見送りされたことをご存じでしょうか?

①保険料を支払う対象者を40歳以下も拡大する。
②低所得者の施設入所者に対する食費の補助を見直す。
③ケアプランの有料化
④要介護1,2の生活援助サービスの保険給付対象外とする。

この4つの内容はほぼ見送りが決まった模様です。

医療保険と同様に
⑤利用者負担が2割の所得基準を見直す
⑥65歳以上の高所得者の保険料を値上げ。

この2項目は今年の夏までに結論を出すことになっています。

では最後の
⑦介護医療院などの多床室料を保険給付外とする。

この内容は別の審議会で協議中ですが7つの検討項目はいずれも利用者に負担増を強いる内容なので、諸物価高騰の現状において介護保険の利用者負担が増えることに国民の納得が得られるかどうかが問題視されています。

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