適切なケアマネジメント手法

「適切なケアマネジメント手法」が6月に公表されましたが、介護保険最新情報vol.1005で、「適切なケアマネジメント手法」を10個のポイントについて短い動画で、わかりやすく解説されています。

この適切なケアマネジメント手法の目的は、ケアマネージャーが一人で全ての領域の知見を身につけるのは現実的ではないとして、多職種との連携によって必要な知識のばらつきを補うこと、根拠のある支援内容を体系化する目的として手法が作成されました。

この手引きによって、ケアマネジメントの質を一定水準まで高めて、個々のばらつきを無くす目的があります。あわせて、「どのケアマネージャーが担当しても、本人から見て一定の水準のケアマネジメントを提供できるようになることであり、そのために仮説を持って情報収集・分析できるようになることを目指しています。決して「ケアプランの標準化」ではありません。」と明記されています。

この手引きを使う意義としては、・支援内容やアセスメント項目の「抜け漏れ」を防ぐ、・他の職種との協働や役割分担が進めやすくなる・ケアプランの見直しをしやすくなる ということが挙げられています。

この手法の意図は、介護サービスだけに集中している内容を、もっと地域資源も活用して広くケアマネジメントをする目的があるように感じます。また、将来的にはAIということも考えられるので、そういう地域資源を活用するようなデータ集めにも見えてきます。標準化ではないとされていますが、LIFEのように、ある程度根拠に基づいたケアマネジメントということも考えられる内容です.

「適切なケアマネジメント手法の策定、普及推進に向けた調査研究事業(令和3年度老人保健健康増進等事業)」の「手引き」等の解説動画公開のご連絡について(情報提供)【その2】

https://www.mhlw.go.jp/content/000822936.pdf

「適切なケアマネジメント手法の普及推進に向けた調査研究事業(令和2年度老人保健健康増進等事業)」の「手引き」について(情報提供)【その1】

https://www.mhlw.go.jp/content/000796362.pdf

「適切なケアマネジメント手法」の手引き

https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/column/opinion/detail/r2fukyu_betsushiryo.pdf