AかBかではなく、Cもあるということを伝えるのが、M&Cです。

M&Cパートナーティング広報です。久々にコンサルチームに同行しましたので、少しご紹介します✨

顧問先はデータ提出加算の取得を考えておられましたので、この日の担当は能見。 この4月から新たな仲間になってくれたメンバーで、診療報酬改定関連の質問にお答えしたり、院内研修、企業研修などを担当しています。また、データ提出加算の導入実績もあります。

診療報酬専門研究員 能見

データ提出加算

厚生労働省が実施されている、DPC導入の影響評価に係る調査に準拠したデータを正確に作成し、継続して提出することを評価して受けられる加算のことです。 入院中1回に限り、退院時に算定することができます。

ここで、提出されたデータは、患者が誰なのかということを特定できないように集計され、医療機関毎に公開されます。

分析されるのは、入院医療を担う保険医療機関の機能や役割、そして評価などでしょう。 限られた財源を今以上に有効に活用するために分析されるものと推察します。

詳しくは厚生労働省の資料をご覧ください。

平成31年度 データ提出加算に係る説明会

厚生労働省保険局医療課

データ加算提出におけるコンサルの役割

手順が明らかなら、コンサルが手伝うことはないのではないか。そう思われますか。それぞれの考え方ですが、「提出すべきものや手順さえあきらかになればできる」という簡単な問題ではありません。

たとえば、この加算は、急性期病院では馴染みのある加算ですが、回復期や療養型ではハードルが高いですし、小規模病院の場合は、人の配置の問題、業務量の課題もあります。

大切な時間を空回りのために使うことができますか?

そもそもいまやっている仕事にムダはないのか

仕事が増えることは現場にとって負荷です。医師にしても、そもそも「これ以上できない」というところまで追い込まれているのに、加算のためとはいえ、「この上また何かの確認作業が増えてしまうのか」という問題があります。働き方改革の大波も押し寄せている中、これらにどう取り組まれますか?

ありきたりの言葉ですが、経営を維持させるためには、ピンチをチャンスに変えるしかありません。そして医業経営の場合は、ピンチは次から次へとやってきます。MCPCは、そのピンチを乗り切るためのお手伝いをします。ちなみにこの日は、次のような問い掛けをいたしました。

視野の狭窄を脱する!

いずれの医療機関もそうなのですが、 院内だけで話し合っていると、視野の狭窄に陥りがちです。Aという案を医事課がだした、医師はB案を出す。それでどちらが正しいのか、となるわけですが、もしかするとC案があるのでは?

確証バイアスの罠にはまっていないか

私たちは、ある事柄について、「これだ!」と思ってしまうと、その自分が決めた答えを裏付けする情報だけを探してしまいます。いわゆる確証バイアスですが、この習慣は、大切な意思決定(もしかすると組織の運命を変えてしまうかもしれないような決定)を鈍らせます。第一、院内だけで解決しようとすれば、Cの選択肢が見えなくなっている(そもそも知らない)ということもあります。大丈夫ですか?

A案?B案?いいえ、C案も!実はD案もあるかも!!
デメリットは共通。ピンチは業務改善の好機に!

間違った判断をしない。コンサルタント会社でも重要なテーマ。

M&Cパートナーコンサルティングではチーム制をとっています。理由はさまざまですが、これは、判断力を最適化するために役立っています。

誰であっても、確証バイアスはありますし、コンサルタントや士業の場合は、自信過剰問題もあります(苦笑)。自信過剰は、決断を間違う原因ですが、コンサルタントは間違ってはいけない仕事です。

よって、M&Cでは、ご相談内容によっては、コンサルタントの組み換え、あるいは組み合わせ変更も行うことがあります。

医師×診療報酬専門研究員であったり、税理士×介護専門研究員であったり…。パートナー×社労士などなど。

いずれにしても、その分野の実践家・専門家による集団がベストサポートをいたします。

安心してご相談ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

それいゆ7月号発行