2022年9月の老人週間

新型コロナウイルスの流行の中で、変動する社会に対応した保健・医療・介護を構築していくために、数々の取り組みが進められていますが、9月15日の「老人の日」を契機とした新たな目標が厚生労働省等から発信されました。9月15日の「老人の日」、同じく9月21日までの「老人週間」を契機として、高齢者が安心して暮らせる街づくりのための、下記6つの目標です。

(1) すべての高齢者が安心して自立した生活ができる、保健・福祉のまちづくりを進め、ふれあいの輪を広げよう。

(2) 高齢者の知識、経験や能力をいかした、就労・社会参加・ボランティア活動を進めよう。

(3) 高齢者の生きがい・健康づくり、介護予防、感染拡大防止等への取り組みを進めよう。

(4) 高齢者の人権を尊重し、認知症高齢者への支援のあり方や介護問題等をみんなで考え、高齢者や介護者を支える取り組みを積極的に進めよう。

(5) 高齢社会における家族や地域社会等の役割を理解し、多世代がお互いに協力して安心と活力ある健康長寿社会をつくろう。

(6) 減災や防災への取り組みに関心を持ち、日頃から地域でのつながりを築こう。

地域包括ケアシステムの深化や推進に向けた目標の他に、昨今多発する災害や新型コロナウイルスの流行に対応するためのBCP作成も意識された目標になっています。より幸せな人生100年時代を作っていくためにも、これらのような目標をより具体的な行動に落とし込んでいく必要があります。

この記事を書いたパートナー

一般社団法人 アジア地域社会研究所 原田 和将

介護現場での管理者としての経験を活かした職員研修、コーチングを中心に活動。コーチングはITベンチャーなど多岐にわたる業態で展開。国立大学での「AIを活用した介護職員の行動分析」の実験管理も行っており、様々な情報を元にした多角的な支援を行う。

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