10月はピンクリボン月間です

woman holding pink ribbon breast cancer awareness. concept healthcare

ピンクリボンとは

乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診や推進を目的として行われる世界規模の啓発キャンペーン。とくに東京と神戸はピンクリボン活動が盛んで、多くの観光地がピンク色にライトアップされ、啓発イベントが回催されます。

マンモサンデー

ピンクリボン月間にはマンモサンデーも行われます。平日忙しい方のために乳腺外来等をもつ医療機関が日曜日にマンモグラフィーなどの検査を行うのです。
今年のマンモサンデーは10月20日の日曜日。間もなくです!

マンモサンデー参加医療機関一覧

http://jms-pinkribbon.com/

日曜開院ができない医療機関や専門医療機関ではないけれど「啓発活動に参加したい!」という経営者の方はこんな取り組みはどうでしょう?

写真展で応援🏳‍🌈

「生きるを伝える写真展」は、抗がん剤の副作用や脱毛症、抜毛症など、さまざまな理由から髪の毛を失った人やその家族を被写体にした写真展。がんサバイバーの髙橋絵麻さんがはじめました。

高橋さんは、「病気になっても私は私」と、告知1 ヶ月半のとき、周囲に乳がんのことを伝えはじめます。しかもただ伝えるのではなく、支援センターやヨガ教室、茶話会などに積極的に顔を出し、しこりに触れてもらいながら、半年間にわたり検診の重要性を訴えたそうです。

なぜ半年だけなのでしょうか。それは、半年後に高橋さんは全摘手術を受けたからです。高橋さんのしこりはなくなってしまいました。その後始まったのが「生きるを伝える写真展」 です。病気を得たこと、感じたこと、そして検診の重要性を伝えるこの写真展は、全国各地の医療機関や行政施設等で開催されています。

生きるを伝える写真展
https://ikiru-syashinten.jimdofree.com/
ミニサイズ(A4)の場合、片道2,000円から開催可能。
10月16日には奈良医科大学で開催予定。

トークライブで応援🏳‍🌈

患者の立場の人をお呼びしてトークライブも良いですね。
生きるを伝える写真展」のサポーターの一人、角田真住 さんは、がんではありませんが、37歳の時に多発性脱毛症を発症。髪が抜け続けるという苦しみを味わいました。しかし 角田さんは、病気をしたことで、「弱さも使い方次第で強みになる」ということを知り人生を好転させます。その経験を多くの人に届けたいと積極的に講演活動を行っています。

角田さんにインタビュー しました。

広報担当

髪の毛が抜けるってつらいですよね。
当たり前すぎる質問ですみません。

角田さん

命にかかわる病気ではなかったけれど、自分の風貌がどんどん変っていく日々はつらくて仕方なかったです。毎日脱毛した頭を隠そうと必死でした。

広報担当

ウイッグとかもありますよね。

角田さん

使ってましたけど暑いんですよ。手間もかかるし。それでつい出かけるのが面倒になって。ますますふさぎ込む…ということになっていました。そこである日、スカーフを巻いて外出したことがあったんです。そうしたら意外にも「おしゃれ」「かわいい」と褒められて…。

広報担当

それでスカーフを作ろうと?

角田さん

「おしゃれ」と言われてうれしかったんですよ。病気のために自分のことを嫌いになりかけていたんですけど、私は私!脱毛は個性と受け入れて、おしゃれしてもいい!かわいくなってもいい。人生を楽しんでもいいって!そしてこの気持ちを多くの人に伝えたいと思ったんです。

広報担当

弱さを隠すのではなく、自分の一部として認め、他の人を勇気付けるために使うという発想はまさにパラダイムシフト!多くの患者さんを勇気づけると思います。

起業プロジェクト 女性起業チャレンジ制度で受賞を受ける角田さん

角田真住さん
合同会社Armonia(アルモニア)代表。
2013年に多発性脱毛症を発症、半年ほどで3分の1の髪を失う。同じ悩みを持つ脱毛症の女性が生きやすい社会を目指し、2016年にArmoniaを設立。脱毛女性と社会の接点を作り出すため、Alopecia Style Projectを立ち上げる。共同代表。講演実績多数。プライベートでは二児の母。 http://scarf.co.jp/

M&C瓜生

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