通所系の口腔と栄養への取り組み評価

口腔や栄養については、自立支援の観点から、リハビリや機能訓練、口腔、栄養を一体的に運用することへ見直されました。

●リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養に関する加算等の算定要件とされている計画作成や会議について、リハビリテーション専門職、管理栄養士、歯科衛生士が必要に応じて参加することを明確化する。

●リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養に関する各種計画書(リハビリテーション計画書、栄養ケア計画書、口腔機能向上サービスの管理指導計画・実施記録)について、重複する記載項目を整理するとともに、それぞれの実施計画を一体的に記入できる様式を設ける。

また、通所系サービスについては、口腔機能向上及び栄養ケアマネジメントへの取り組みとして、利用者の口腔機能低下を早期に確認し、適切な管理等を行うことによって、口腔機能低下の重症化等の予防、維持、回復等につなげる観点から、介護職員が実施可能な口腔機能のスクリーニングの実施を評価する新たな加算が創設されます。栄養ケアでは、管理栄養士と介護職員等の連携による栄養アセスメントの取組を評価する新たな加算が創設され、栄養改善加算について、栄養改善が必要な者に適切な栄養管理を行う観点から、事業所の管理栄養士が必要に応じて居宅を訪問しての栄養改善サービスの取組を行うことを求めるとともに、評価の充実を図るという内容になっています。通所系サービスの口腔や栄養についての見直しは、CHASEへのデータ提出も要件に含まれていますので、データを取る狙いもあります。

以前から、介護報酬改定では口腔や栄養について評価されてきました。今回は、さらにリハビリとも連携することも含まれています。しっかり食べて、栄養をつけて、訓練する=機能の維持回復への近道であるということなのかと…

第196回介護給付費分科会資料

https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000703102.pdf