介護助手等普及推進員(仮称)について

厚労省の2022年度の予算概算要求の中で、介護助手等の普及を通じた多様な就労の促進として、都道府県福祉人材センターに「介護助手等普及推進員(仮称)」の配置を新設しました。、市町村社会福祉協議会や福祉事務所等を巡回し、介護助手希望者の掘り起こしを行うことと、介護事業所に対し、介護助手導入のための業務改善にかかる助言や求人開拓等を行うことにより、介護の周辺業務を担う人材の確保を促進することが目的になります。

介護人材の確保については、改定の大きな柱となっています。総合的な介護人材確保対策の中でも、介護専門職が利用者のケアに特化できる環境を整備する観点から、介護現場における業務を洗い出した上で、業務の切り分けと役割分担等により業務整理し、周辺業務を地域の元気高齢者等に担ってもらうことが議論されていました。このような介護助手の導入については、三重県がパイロット事業として実施して、導入マニュアル等を作成しています。

第83回介護保険部会資料 介護人材の確保・介護現場の革新より
第83回介護保険部会資料 介護人材の確保・介護現場の革新より

 介護人材が不足していく中で、介護助手やICT、介護ロボットの導入がカギを握ることになってくるのではないでしょうか。さらに、介護職の賃上げの話も出ていますので、いろいろな角度から介護職の魅力が上がることに期待しています。

三重県「介護助手導入支援事業について」

https://www.pref.mie.lg.jp/FUKUSHI/HP/000228801.htm