令和2年8月のご挨拶

謹  啓

盛夏の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、心から感謝いたしております。

先月、九州を中心とした豪雨の影響により甚大な被害に遭われた地域の皆様、ご家族やご親戚の方々へ、心よりお悔やみ申し上げます。また、本年のコロナ禍からようやく回復の兆しを見せた矢先のことでもあり、自然災害の恐ろしさを身に染みております。このような豪雨は、ほんの十何年前では、1年にあるかないかというところでしたが、今では必ずと言っていいほど毎年のように豪雨があるように感じます。そこで、不測の事態に備えた動きとして、まず行うべきことは、非常事態の情報収集や職員の安否確認です。そのためにも非常事態の情報共有の流れを示したフローチャートと、緊急連絡網は常に更新するように心がけて下さい。災害時に業者や職員の住所・電話番号が変更されて状況が分からない、連絡が取れない、などといった事態に陥ることがないようお願いいたします。緊急連絡網は、職員の入退職があった際に毎回更新しておくことをお勧めいたします。また、災害発生時、誰が情報発信するのか、担当者も決めておいて下さい。緊急時は混乱状態に陥りやすくなり、普段判断できることでもできないこともあります。冷静な判断ができる時にこそ、準備体制を万全にして頂きたいと思います。

さらに地域のハザードマップを参考にして頂き、災害対策マニュアルの作成並びに改訂をおこなってください。また、いつもは穏やかに流れている近くの川が、豪雨の影響により一瞬で濁流へと変化することもあります。このように想定外の対応も必要になると思われます。是非とも災害対策マニュアルの作成、見直しを行い、患者や利用者また職員を守ってください。他には施設内の整理整頓も大事なことです。日頃から整理整頓を意識し、災害時に損壊しやすい環境とならないように心がけることも重要です。そのような事態に備え、常備食の準備やインフラを整備しておくことが賢明であると考えます。

末筆ではございますが、時節柄くれぐれもご自愛くださいませ。

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