〈村上コラム〉なぜ届け出しないのでしょう
診療所の相談を色々と受けますが、訪問する際に必ず確認するのが地方厚生局に届け出ている施設基準です。
現在の診療報酬は病院までとはいかなくとも診療所においても届出を要する報酬が多くあります。
改定のたびにその点数は増えているような気がしています。なぜなら施設基準は、医療機関の特徴がわかる指標ともいえるものです。
「かかりつけ医療機関」なのか「専門医療機関」なのか・・・
ここで問題だと思うことは「かかりつけ医療機関」であるならば当然届出を出すべき診療報酬の届出を行っていないことです。
訪問してみると基準をクリアしているのに届出ていない。
なぜでしょう???
私には疑問です。
診療所の収益はコロナ診療で近年は増収であるかもわかりませんが、今年からは違ってくると思います。
届出ることに躊躇される原因は色々あるでしょうが、私の見るところ事務員は院長の指示がなければ行動を起こさず、医師は点数についてよくわからないので事務に指示をしない。
結果として誰も点数について判らずそのままにしている。
当然収入は増えない。この構図が多いようです。
事務への指示が難しいならプロに頼むしかないかなーと考えてくださればいいのですが。(これは宣伝のつもりではありませんが・・・)